自然の変容を趣くまま、感じるままに。

日々是好日

193012
名前  性別:
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

諸処あり - 龍王犀人 (?)

2023/10/05 (Thu) 14:38:07
*.home.ne.jp

「らんまん」。ドラマは終わりましたが、書き続けた熱愛は余韻として伝わってきます。この思いを忘れず生きるエキスを持続して健康第一にお過ごしください。
「飛幡」の地名調べは種々あり休止中。息抜にグラウンドゴルフ楽しんでいます。人生山あり谷あり。孰れは完結させます。

Re: 諸処あり 小石 花 (?)

2023/10/07 (Sat) 21:32:36
*.home.ne.jp

 夕方NHKブラタモリで「北九州五市合体タウンの秘密」を見ました。合併は60年前のことだそうです。「飛幡」はそれよりもズーと前のことですね。龍王犀人様の「八幡のルーツ探し」の完結を楽しみにしています。
今年の夏の暑さは格別でした。すこし堪えましたが、秋めいてきましたので、衣替え、花の植え替えに精出しております。
「スイフヨウ」を載せます。漢字で酔芙蓉です。花は咲き始める朝は白く、徐々にピンクがさしてきて、夕方には濃淡ピンクの花色になります。翌朝にしぼんだ花を見ると濃いピンクに染まっています。お酒を飲んでだんだん顔が赤くなるさまにたとえて「酔芙蓉」です。牧野博士ならではの面白い命名です。

終わりに 小石 花 (?)

2023/09/29 (Fri) 19:09:49
*.home.ne.jp

最後に万太郎が寿衛子さんに語りかけた言葉です。
「植物は、面白い」
「植物とともに歩く中、わたくしは学者として、大きな発見をいたしました。それは、あらゆる命には限りがある。植物にも、人にも。ほんじゃき、出会えたことが奇跡で、今、生きることが、愛おしゅうて仕方ない」。本当にその通りだと思います。
この4ヶ月半、闘志浪様の掲示板をお借りして、私の画像倉庫にある草花を投稿させていただきました。この間、管理人闘志浪様にはとんでもないご迷惑をおかけしたと思いますが、たくさんの方々にご覧いただけたこと、大変嬉しく思います。
草花への思いはたくさんありますが、あらためて草花が私の喜びであり、私のすべてでもあると確信しました。
ドラマ「らんまん」は今日で終わりとなりました。
「らんまん」にまつわる草花の投稿はこれで終わりにいたします。
皆様、酷暑の夏、長い間ご覧いただきまして本当にありがとうございました。
画像はカリガネソウです。ドラマの挿入画像として時々出てきました。牧野博士の命名ではないようです。

ヒメウズ 小石 花 (?)

2023/09/29 (Fri) 13:43:50
*.home.ne.jp

姫烏頭、学名:Semiaquilegia adoxoides (DC.) Makino
オープニングから万太郎は、出会った植物に「おまんは誰じゃ」と語りかけることを繰り返してきています。
私も初めての花に出会ったときは「あなたはだーれ?どこから来たの」と心の中で話しかけます。ヒメウズを初めて見たのは川沿いの桜の樹の根元でした。風に吹かれて揺れていました。小さな優しい花ですから、揺れていると言うより震えているように見えました。初めての花は、名前を調べるのも一苦労でした。植物について学んだことはなく、花の構造も何も知りませんでしたから。
山道沿いの日当たりの良い場所、小高い丘の草むらに自生します。
花の名前が珍しいので調べて見ました。「ウズ」はトリカブトのこと。トリカブトは花の一番上の帽子状の部分が「カラス」の頭に似ていることから、漢名で「烏頭 ウズ」と書きます。ヒメウズとトリカブトの花は似ていませんが、実(袋果)はよく似ているので、そこから小さなトリカブト=ヒメウズ と言う名前がついたのではないでしょうか。



Re: タニギキョウ 小石 花 (?)

2023/09/29 (Fri) 14:23:13
*.home.ne.jp

長い学名がついていますが、難しくて分かりません。
命名した人はフリードリッヒ・カール・シュミットさん、その分類を変更したのが牧野博士ということらしいです。
秋の七草のキキョウ(桔梗)と同じキキョウ科ですが、花は小さく、高さも数センチほどなので気付かれにくいかもしれません。谷や沢などの湿った場所に自生することが多いので「谷に咲くキキョウ」という意を込めてその名前がつきました。
春3月、清和から房総スカイラインに抜ける山間の道。すこし小高くなった丘にタニギキョウとヤマルリソウが群れて咲いていました。タニギキョウの白い色とヤマルリソウの青紫色が織りなす一面の花模様は、おとぎの世界に迷い込んだようでもありました。数少ない花を探して歩くことが多い中で、こんな経験は初めてでした。

Re: センブリ 小石 花 (?)

2023/09/29 (Fri) 15:10:03
*.home.ne.jp

センブリ(千振)は葉や花など全てが苦いのが特徴です。そのことから「千回振出してもまだ苦い」ということからついた名前といわれています。センブリの苦さは漢方や生薬の中でも、最も苦いとされ、効果や効能が期待できるので、古くから利用されている植物です。
別名は、当薬、苦草、医者倒し等があります。当薬(とうやく)は、試しに味見をした人が「当(まさ)に薬である」と言ったという伝説から生まれたとされます。センブリ茶は江戸時代から、お腹の調子を整えるお茶として飲まれています。
リンドウ科の2年草、茎が薄い紫色をしていて、花びらにも淡紅色の筋が何本か入っています。5弁花のように見えますが基部は1つにつながった合弁花です。黒っぽい花粉を付けた雄しべが5本あります。

学名:Swertia japonica (Schult.) Makino)

らんまん 最終章 小石 花 (?)

2023/09/26 (Tue) 11:31:21
*.home.ne.jp

朝ドラ「らんまん」は、いよいよ最終週に入りました。
副タイトルは「スエコザサ」です。
宮城県と岩手県南部に自生する笹です。牧野富太郎博士が昭和2年に宮城県仙台市で新種のササを発見し、亡き夫人の名(寿衛子)にちなんで名付けたことで知られています。
綺麗な花を咲かせる植物もたくさんあるにもかかわらず、自身の研究を支え続けた寿衛子夫人に地味なササを選んだのは、夫人が病床に伏した時期に、ちょうど本種の調査をしていたためだと言われています。
寿衛子夫人は昭和3年に病原不明の病気となり、有効な治療もできないままに、54歳で亡くなりました。
東京都台東区谷中の天王寺にある寿衛子夫人の墓碑には、牧野博士自作の句
「家守りし妻の恵みや わが学び 世の中のあらん限りや スエコ笹」 牧野富太郎
と刻まれています。

Re: 牧野博士が命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/26 (Tue) 13:55:45
*.home.ne.jp

シロヤマブキに世界共通の「学名」をつけたのが牧野博士です。黄色いヤマブキとはちがう新種として名付けました。花の咲く時期や花や葉の姿形がヤマブキに似ていて、白い花というところから「シロヤマブキ」と名付けられたそうです。
ヤマブキと花は似ていますが、ヤマブキはバラ科ヤマブキ属、シロヤマブキはバラ科シロヤマブキ属なので植物分類としては別種です。
花の違いは、ヤマブキは花びらが5枚、シロヤマブキの花びらは4枚です。シロヤマブキは花の後、ひとつの花に4つの黒い実が枝先に実り、落葉後も枝に残ります。
私はこのシロヤマブキの花が大好きで、園芸店で苗を買いました。もう15年ほど前のことです。庭に落ちた黒い種が春になると発芽し、初々しい緑の葉がのぞきます。とても強健で育てやすい植物です。

Re: 牧野博士が命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/26 (Tue) 14:34:13
*.home.ne.jp

ガガイモの学名は、Metaplexis japonica(Thunb.) Makino となっている。 即ち、この命名者はカール・ツンベルク(Carl Peter Thunberg)であり、記載したのは牧野富太郎博士ということになります。
ガガイモはキョウチクトウ科のつる性多年草です。綿毛を飛ばして繁殖します。花期は7月~8月で、薄い紫色やピンク色のヒトデのようなかわいらしい花を咲かせます。
花後に牛の角形の実がなり、一見芋のように見える。その実を割って内側をみると鏡のように光るので「鏡芋」と言われ、転じて「ガガイモ」と言われるようになったのではないでしょうか。実は長さ10センチほどで熟すと割れ、長い毛のある種が出てきます。この綿毛がふわふわと飛びます。ケサランパサランの正体だという説があります。本当かどうか?わかりません。

Re: ノボロギク 小石 花 (?)

2023/09/27 (Wed) 14:10:10
*.home.ne.jp

ノボロギク
ノボロギクは外来種です。明治のはじめ頃にヨーロッパからやって来たと言われています。畑や田んぼのあぜ、道ばたにも普通に生えています。何ともかわいそうな名前ですが、冬の花の少ない時期にも咲き、一年中見られるのでネンガラグサや、ネンジュソウ(年中草)の別名があります。花は大きく開くわけではなく筆の先のようにしぼんでいます。花の後に、種のついた綿毛のようなものが出て、それが綿のボロのように見えます。和名 は「野に生えるボロギク」の意味です。牧野博士が命名したかわいそうな花の名前のヒトツでもあります。

Re:ハダカホオズキ 小石 花 (?)

2023/09/27 (Wed) 20:49:18
*.home.ne.jp

ハダカホオズキ (裸酸漿、裸鬼灯)
果実がホオズキに似ていますが萼からなる袋に包まれず、裸のままに見えることから命名された。
学名:Tubocapsicum anomalum (Franch. et Sav.) Makino
8~9月に淡黄色の花を下向きにつけ、秋になると赤い果実ができます。
三舟山の中腹付近、先発隊の藍ちゃん、のんちゃんがこの場所を教えてくれました。ヤブの中をのぞいてみるとハダカホオズキの赤い実が光っていました。花を見つけた喜び、画像がゲットできた喜び、名前を知った喜び、三つの感動をいっぺんにいただきました。

牧野博士が命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/22 (Fri) 15:19:47
*.home.ne.jp

キンモクセイ、学名O. f. Lour. var. aurantiacus Makino
漢字で「金木犀」と書きます。
「犀」は樹皮が「犀(さい)」の皮膚に似ているからだそうです。
江戸時代に日本に伝わってきた「金木犀」は、甘い香りのする橙色の小さな花をたくさん咲かせます。その香りの高さから、「沈丁花(じんちょうげ)」、「クチナシ」と並び、「三大香木」と呼ばれています。
「金木犀」は9月〜10月頃に開花します。ちょうど秋の運動会の頃小学校へ向かう道すじは、金木犀の馥郁としたかおりに包まれます。「今日はがんばるぞ!」親子の会話が聞こえてきます。

Re: 牧野博士が命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/23 (Sat) 00:10:54
*.home.ne.jp

その名も「ヘクソカズラ」(屁糞葛)。牧野博士の命名です。
やぶや道端など至る所に生える雑草。夏に中心部が赤紅色の白い小花を咲かせます。葉や茎などを傷つけると、悪臭を放ちます。
万葉集では「くそかずら」の名で歌が詠まれています。江戸時代になって「ヘクソカズラ」と呼ばれるようになりました。それではあまりかわいそうではないかと言うことで「サオトメバナ」「ヤイトバナ」の別名があります。
「ヤイト」とは「お灸」のことです。花の中心部が、暗紅紫のお灸の痕のように見えることから「ヤイトバナ」、花を天地逆さにすると、早乙女(田植え娘)がかぶった帽子に似るので「サオトメバナ」です。
ことわざで「屁糞葛も花盛り」と言うのがあるそうです。
「いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力がある」という意味だそうです。


Re: 牧野博士が命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/23 (Sat) 11:46:57
*.home.ne.jp

ハルジオン
牧野富太郎博士は、この花に「春に咲く 紫苑 (シオン=キクの仲間)」でハルジオンと名付けました。
春に先駆けて咲くハルジオンと少し後から咲くヒメジョオンはよく似ていますが、ハルジオンは背が低く、花は大きくて少ない、根本に葉がある。これに対して、ヒメジョオンの方は背が高く、花は小さくて数が多い、根本がすっきりしている。また、ハルジオンの蕾は下を向いて垂れているような特徴があり、ヒメジョオンは蕾のうちからしっかり上を向いています。

ハルジオンは、白い花の中にピンクや薄紫色に染まった花を見かけることがよくあります。これまでは何だろうとやり過ごしていましたが、調べを進めていく中で「これは清浄な空気の中で育ったときにできるもの」だと知りました。
それで私たちが活動してきた、小糸川や三舟山、周西・清和地域は空気がきれいだということが分かりました。

ハキダメギク 小石 花 (?)

2023/09/13 (Wed) 14:15:24
*.home.ne.jp

今週のらんまんのタイトルは「ツチトリモチ」です。
ツチトリモチ科の多年生の寄生植物です。三重県から南西諸島にかけての暖地と中国地方の一部に分布し、主にハイノキ科の根に寄生しています。
ネットで調べると赤いキノコのように見えます。勿論これは花ではないようです。別名ヤマデラボウズというそうですが、この名前の方が似合っています。ヤッコソウと同じく房総地域では見ることが出来ません。
牧野博士の花の名前の付け方はかなり適当であるらしく、「ハキダメギク」もその一つです。大正時代、世田谷の掃溜めで見つけたので「ハキダメギク」です。かわいそうな名前と言えます。道ばたや庭などどこにでも生える雑草です。

Re:ワルナスビ 小石 花 (?)

2023/09/16 (Sat) 19:37:39
*.home.ne.jp

牧野博士により「ワルナスビ」という名前が付けられました。
茄子に似た花が咲きます。葉や茎の両面にはトゲがあり、葉は一見すると柔らかそうですが触ると痛いです。繁殖力がとても強く、特に地下茎は小さな根っこの断片からでさえ再生できるといわれています。ワルナスビは葉や茎や実に毒性があり、ソラニンというジャガイモの新芽に含まれている毒と一緒の成分が含まれています。毒性が高く、食べると中毒死のおそれがあるそうです。撮影場所は大和田踏切付近


Re: ムラサキカタバミ 小石 花 (?)

2023/09/19 (Tue) 13:31:58
*.home.ne.jp

ドラマ「らんまん」の今週の副タイトルはムラサキカタバミです。
カタバミは漢字では「片喰」「酢漿草」などと書きます。日が陰ったり、夜になると葉は折りたたんだようになり、葉の半分が食べられたように見えることから「片喰」。また、カタバミの葉や茎にシュウ酸が含まれており、食べると酸っぱい味がすることから「酢漿草」とも。
ムラサキカタバミは江戸時代末期に日本に伝わった外来種です。
元々は観賞用に持ち込まれた植物ですが、その繁殖力の強いことから、現在では、日本各地で雑草化しています。
カタバミの仲間はたくさんありますが、ムラサキカタバミは花の中心部と葯は白いことが特徴です。

Re: カタバミの仲間 小石 花 (?)

2023/09/19 (Tue) 14:09:23
*.home.ne.jp

カタバミの仲間はたくさんありますが、中でもイモカタバミとベニカタバミはムラサキカタバミによく似ています。
イモカタバミとベニカタバミは花の中央にある雄蕊(おしべ)の葯色はともに黄色です。
イモカタバミは花弁が細長く、葉が花に比べて大きく光沢はありません。ベニカタバミは花弁が丸く、葉が小さく光沢があります。
雑草というのには惜しいくらいきれいな花です。
花壇などからはみ出した花が川沿いの遊歩道や公園などで群れて咲いております。

画像左はイモカタバミ、右はベニカタバミです。

命名した植物 小石 花 (?)

2023/09/08 (Fri) 13:17:13
*.home.ne.jp

牧野富太郎が命名した植物にはどんなものがあるのだろうかと、図書館で「牧野植物大図鑑」を開いてみました。調べて見ると学名が「Makino」と記されている植物はほんのわずかです。
シーボルトが2度目に来日したのは1859年、その3年後に牧野富太郎が誕生しました。他にもアメリカのライトやロシアのマキシモヴィッチ等の植物学者やプラントハンターたちが外国から続々やってきてどんどん植物に学名を付けていきました。植物学において日本は後進国で、本草学から西洋学への転換期にも当たり日本の学者たちには、自らの手で日本のフローラをはっきりさせなければならないという焦りと使命感がありました。
当時、東アジアの植物研究ではマキシモヴィッチの右に出る人はなく、日本では明治半ばまで新種と思われる植物はマキシモヴィッチに送り判定してもらい新種記載(論文発表)も代わりにしてもらっていたのが実情だったようです。
牧野富太郎が94歳で死去する直前まで、日本全国をまわって作成した植物標本は40万枚に及び、命名した植物は2500種以上と言われます。

Re: キヨスミミツバツツジ 小石 花 (?)

2023/09/08 (Fri) 14:26:13
*.home.ne.jp

近いところでは清澄山で採取された標本をもとに、牧野博士によって「キヨスミミツバツツジ」が命名されています。4月から5月上旬にかけて、紅紫色の花を咲かせます。花柄を触っても粘らない、各花芽に1輪の花が咲きます。花は ミツバツツジ とそっくりなので区別は難しいようですが、ミツバツツジの雄しべは5本。キヨスミミツバツツジは10本だそうです。房総では乱獲により数が減っているそうですが、清和県民の森付近、探したら見つかるかも知れません。
学名はRhododendron kiyosumenseとなっています。
画像は三島湖付近で撮った普通のミツバツツジです。

オーギョーチ 小石 花 (?)

2023/08/30 (Wed) 14:32:13
*.home.ne.jp

今週の「らんまん」のタイトルは「オーギョーチ」です。
台湾北部の山間地に自生するクワ科イチジク属「オオイタビ」の変種。その果実から作られる寒天状のデザートのことも「オーギョーチ」と言うそうです。
でも見たこともないのでわかりません。「なんじゃー」です。

Re: ナンジャモンジャ 小石 花 (?)

2023/08/31 (Thu) 10:08:34
*.home.ne.jp

それで「ナンジャモンジャ」のお話です。
「なんだか分からない、この木は何と言う木だろう」ということでナンジャモンジャとよばれ木があちらこちらにあります。正真正銘のナンジャモンジャもあれば、にせのナンジャモンジャもあります。牧野富太郎はこのにせのナンジャモンジャについてその正体を調べています。東京青山の練兵場の木はヒトツタバコ、筑波山の木はアブチャラン、小石川植物園の木はウスバヤブニッケイ、紀伊の那智の滝の入り口にあるものはネズミモチ、伊豆の三島神社境内にあるものはカツラ。更に千葉県香取郡の神崎に、ナンジャモンジャのご本尊が立っているそうです。この木に「ナンジャモンジ」の名前を与えたのは水戸黄門様だとか。大正末期、牧野博士が神崎を訪ね首実検したところこの木は正真正銘のクスノキだったそうです。「牧野富太郎植物記」にそのように書かれています。
画像は内山緑地で撮影した「ヒトツタバコ」、別名「ナンジャモンジャ」です。
北九州には「ナンジャモンジャ通り」があるそうです。花の季節になると街路樹に真っ白な雪が積もったように見えとても美しいと聞いております。

Re: ヤマモモ 小石 花 (?)

2023/09/05 (Tue) 20:56:14
*.home.ne.jp

今週のらんまんのタイトルは「ヤマモモ」です。
今日のドラマ、綾さんと竹雄さんの屋台では故郷の味が食べられるとあって、万太郎と虎鉄は大喜び。箸休めに出された高知のヤマモモの甘露煮に寿恵子も感動。ヤマモモは公園など身近なところでよく見かけます
1954年全国の都道府県の花が決まりました。この時の選定委員会の委員長が牧野博士でした。高知の委員は県の花にノジギクを推したが、北から順に決めていたため、ノジギクはすでに兵庫の花に決まっていた。
そこで東京大学の教授が「牧野先生、ヤマモモはどうですか」と投げ掛けたところ「うん、そりゃよかろう」。これで高知の花は、地味なヤマモモの花に決まったといいます。地味ですよ、ヤマモモの花。

ヘビイチゴ 小石 花 (?)

2023/08/22 (Tue) 14:22:47
*.home.ne.jp

見逃した草花について続けて追加させていただきます。
ドラマ「らんまん」の4月第2週、蘭光先生がヘビイチゴについて、「毒はないが味もない」と万太郎に説明する場面があったようです。残念なことに私はこの放送を見ていませんでした。
漢字で「蛇苺」。ドクイチゴとも言われますが毒はありません。蛇が出そうな場所に生えるから、あるいは人間が食べてもおいしくはないけれど、蛇なら食べるかも知れないというのでついた名前だとも言われます。日本全土の田やあぜや道ばたなど、やや湿ったところに生えます。よく似ているヤブヘビイチゴ、オヘビイチゴと同じような場所で見られます

Re: タマアジサイ 小石 花 (?)

2023/08/23 (Wed) 13:34:54
*.home.ne.jp

タマアジサイ(4月第3週)
週のタイトルではありませんがドラマの中に登場した草花です。
開花は7~9月で、ガクアジサイよりも1か月ほど遅れる。蕾が玉のように見える。蕾の直径は2~3㎝で、いくつかの「総苞」に覆われるが、開花と共に総苞は脱落して花が現れる。
花序(花の集り)全体の大きさは直径10~15㎝ほど。より目立つ白いのが装飾花で、本来の花は紫色の部分。
東北地方南部~紀伊半島の太平洋側及び伊豆諸島、新潟県~福井県の日本海側及び長野県に分布します。近いところでは三舟山の山裾で見られます。


Re: 見逃した草花について 小石 花 (?)

2023/08/25 (Fri) 13:53:35
*.home.ne.jp

連続テレビ小説「らんまん」の今週のタイトルは「ノジギク」です。
漢字で「野路菊」、文字どおり潮風の当たる海岸の斜面など過酷な環境でもたくましく育つ野生のキク。日本の固有種で兵庫県以西の本州や四国・九州だけに自生し、日本でも限られた地域でしか見られません。毎回ドラマのはじめにでてくる黄色の「ジョウロホトトギス」は高知県の固有種で、県の絶滅危惧種に指定されています。と言うわけで両方とも房総では見ることが出来ない草花です。同じような理由で「イヌトウキ」「キンバイソウ」も自生地が限られて、残念ですが私の画像倉庫には画像がありません。
「見逃し草花」についてはこれで終わりにします。
次からは、改めてドラマのストーリーに合わせてアップします。「らんまん」は九月末で終了します。それまでもう少しだけお付き合いいただけると有り難いです。

セツブンソウ 小石 花 (?)

2023/08/15 (Tue) 15:47:16
*.home.ne.jp

見逃し草花の続きです。
セツブンソウは4月7日放映分です。
お母さんが好きな花は「バイカオウレン」でした。病床の母を元気づけようと、万太郎はその花を探しに立ち入り禁止の山奥に入ります。やっとの思いで見つけた一輪の花を持って危篤の母の元へ行きますが、その花は別の花「セツブンソウ」でした。花期は2~3月、節分の頃に花が咲きます。草丈5~15㎝キンポウゲ科です。「バイカオウレン」によく似ています。

Re: ナンバンギセル 小石 花 (?)

2023/08/16 (Wed) 20:27:17
*.home.ne.jp

ドラマ「らんまん」の4月13日の花は「ナンバンギセル」です。ナンバンギセルは日本各地に分布し、ススキ、ミョウガなどの根に寄生します。高さ10~20㎝、花期は7~9月。直立した花柄の先に淡紅色の花を横向きに付けます。南蛮人がたばこを喫う時のパイプに似ていることからついた名前のようです。
ドラマのスタッフは9月にナンバンギセルを採集したそうですが、撮影が行われたのは10月です。ナンバンギセルの花は枯れ、ミョウガの葉も黄色くなってしまったそうです。それでもいろいろ工夫を凝らして、初夏に万太郎が早咲きのナンバンギセルを見つけるという設定をクリアしたとのことです。撮影の裏話しとしてネットに掲載されています。https://www.nhk.or.jp/kochi/lreport/article/000/67/

Re: ネジバナ 小石 花 (?)

2023/08/18 (Fri) 20:46:17
*.home.ne.jp

4月第2週らんまんに「ネジバナ」が登場しています。小さなピンク色の花ですが、ラン科の多年草です。日本各地の日当たりのいい草地、芝生に自生します。濃い緑色の葉が根元に集まり、株の中心から花茎がまっすぐに伸び、花がらせん状につきます。左巻きも右巻きもあります。草丈15~40㎝、花期は7月~9月ですが、私の画像倉庫のネジバナはどれも6月末には開花しています。
ネジバナはネジリバナのこと、別名モジズリ(忍摺り)ともいいます。

Re: ツユクサ 小石 花 (?)

2023/08/20 (Sun) 15:34:33
*.home.ne.jp

「らんまん」4月12日の放送
オオセキソウ(鴨跖草)、漢字で露草です。
万葉集では「月草」「鴨頭草」と表記されています。鮮やかな青色の花は朝に咲き、昼にはしぼんでしまいます。朝露がよく似合うので、「ツユクサ」と呼ばれるようになりました。(月草が転じてと言う節もあります)
ツユクサは茎が地面を這うように成長し、少し踏まれても自らの力で立ち直ることも可能です。かわいらしい花ですが、生命力や繁殖力などの点から見ると雑草ともいえる植物です。らんまんではオオバコ、ヘビイチゴなとともに踏まれるたびに強くなる草として登場します。
別名は蛍草、帽子花、月草、青花、移草、藍花など。
画像の左端は普通によく見られるツユクサ、真ん中はウスイロツユクサ、右端はシロバナツユクサです。


Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.